最高水準の腎臓病及び透析医療を追求する京王線千歳烏山駅北口の夜間透析・在宅透析も行う腎内科クリニック世田谷です。

菅沼院長の元気で長生き講座
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腎内科クリニック世田谷
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〒157-0062 東京都世田谷区南烏山4-21-14

第55回 元気で長生き講座(2016年6月号)

菅沼院長の元気で長生き講座

~2日空きを無くす、もしくは軽減する3つの血液透析方法~

 

週3回の血液透析実施中の米国の32,065名における平均2.2年の追跡期間にて、全死因死亡,感染症関連の死亡,心臓を原因とする死亡,心停止による死亡,心筋梗塞による死亡及び入院,うっ血性心不全による入院,不整脈による入院,心血管イベントによる入院,脳卒中による入院いずれも、透析間隔が2日空いた日のほうが、1日空いた日よりも、発生率が高かったことが報告(Foley RN,Gilbertson DT,Murray T,et al.Long Interdialytic Interval and Mortality among Patients Receiving Hemodialysis.N Engl J Med 2011;365:1099-107.) されています。

 

米国、欧州及び日本の22,163名における透析間隔と全疾患死亡率の関連について、透析日と曜日別死亡率は、月水金(a)は月曜、火木土(b)は火曜、即ち最も透析間隔が空く曜日での死亡率が高かったこと( 次頁図) も報告(Zhang H,Schaubel DE,Kalbfleisch JD, et al.Dialysis outcomes and analysis of practice patterns suggests the dialysis schedule affects day-of-week mortality. KidneyInt 2012 ;81 :1108-15. )されています。

 

以上の大規模な報告より、2日空きを無くすもしくは軽減することで、より良い生命予後が期待出来ます。血液透析患者様におけるこのような危険な2日空きを無くすもしくは軽減するには、次の3つの方法があります。

 

1.在宅血液透析(HHD)を行う。
HHDは保険上透析回数制限がありません。当院HHD患者様は全員2日空きを無くした週4回以上(週4~7回)の頻回透析を実施頂いております。

 

2.月14回目の透析を行う。

施設での血液透析は月14回まで(15回目以降は材料費のみ)保険が適応されます。透析回数は月13回の月が多く、月水金の方は土曜、火木土の方は月曜に14回目の臨時透析をお受け頂くことで、月1回程度、2日空きを無くすことが出来ます。

 

3.週末にオーバーナイト(深夜)透析を行う。

例えば、月水金の方は毎週末金曜深夜に睡眠時間を利用した8時間のオーバーナイト長時間透析実施で、尿毒素や水分がより多く蓄積する2日空きとなる時間を短くする事が出来ます。

 

上記、発展的血液浄化療法実施を御検討頂き、希望される場合はスタッフまで

ぜひお申し出下さい!